Seabat T50は、Teledyne Reson 社製マルチビームソナーSeaBat シリーズの最新フラグシップモデルです。

0.5°×1°の超狭指向性ビームによる超高解像度の測深データと、512 本(最大1024本)のビームによって十分な点群密度を得ることが出来ます。

 FM波の発振により、他音響機器(サイドスキャンソナー等)と併用しても、最小限の干渉により運用が可能。

 マルチディテクト機能により、水中の複雑な構造物をより確からしく点群化、垂直構造部などマルチパス環境でも高再現性を実現。

 ノーマライズドバックスキャッター機能により、ソナー設定によらず均一なスニペットデータの取得が可能。

(サイドスキャン、ウォーターカラムデータの取得も可能)

マルチディテクト機能

マルチディテクト機能は、1本のビーム音線上で検出する測深点の数を最大5点まで増加出来ます。

これによりマルチビーム測深のサウンディング数を拡張しながら、海底噴出物、海藻のような海底以外のオブジェクトを点群化したり、複雑な構造物の形状を再現することが出来ます。

【X-Range】

パルス長が長い(~30倍)FM波を発振することで、他音響機器との干渉の度合いを低減させることが出来ます。これによりサイドスキャンソナー他複数機材を同時に使用した 調査が可能となります。

機器名称Seabat T50
メーカーTeledyne Marine社
機種分類浅海用マルチビーム測深機
ビームフォーミング方式クロスファンビーム(ミルズクロス方式)
測定方法舷側固定/可搬式
周波数190~420kHz
適応水深0.5~550m
最大スワス角150°(等間隔発振)、170°(等角度発振)
最大直下レンジ575m
ビーム角0.5°× 1°(400kHz)、1°× 2°(200kHz)
ビーム数最大1,024本
レンジ分解能0.6㎝
最大発信間隔50Hz
プロセッサー寸法 / 重量462×478×88mm / 12.3kg
トランスデューサー寸法 / 重量280×93.1×86.6mm / 5.4kg(送波)
90.7×460×102mm / 8.2kg(受波)
動揺・方位センサー
NavSight Apogee
ロール、ピッチ 0.008°(RTK時)
リアルタイムヒーブ 5cm or 5%、後処理ヒーブ 2cm or 2%
ヘディング 0.025°(4mアンテナスパン)