磁気探査とは

磁気探査は、各種海洋施工の障害となる磁気異常物の分布を把握するために行います。
高性能の曳航式セシウム磁力計(Geometrics社製G882)を使用した各種磁気探査を提供しています。
・G882単体での曳航測定(水深20m程度以浅)
・Geomatrix社製TVGフレームを用いた横方向磁気傾度計としての測定。(水深50m程度以浅)
・EIVA社製ROTV ScanfishⅢtを用いた最大4台のG882による高密度、定高度測定。(水深400m以浅)
・Edgetech2000DSSとのタンデム曳航によるSSS, SBPとの同時探査(水深1500m以浅)
磁気探査結果は、欧州の標準ソフトであるOasis Montajによる磁気異常分布図としも提供できます。

活用用途

a)既設海底線位置探査

海底線布設計画に伴う既設海底線位置を曳航式磁気探査機により特定します。
・海底通信ケーブル
・海底電力ケーブル
・海底送水管およびパイプライン
これらの位置情報を磁気探査により提供いたします。

b)海上ボーリング・CPT調査支援

海上ボーリングやCPT調査地点周辺の磁気異常分布データを提供いたします。

c)洋上風力発電事業支援

着床式から浮体式まで洋上風力発電事業計画に伴う、広域海域や海底線敷設ルート周辺の磁気異常分布を提供いたします。
ROTV(remotely operated towed vehicle) を使用した最大水深400mまでの面的な磁気異常分布データを提供いたします。

ROTV本体
ROTV曳航状況