小型ピストンコアラーは海底面下最大3mまでの堆積層を乱さずに柱状採泥を行うことができるサンプリング機器です。海底に貫入するための刃先である先端シュー、採取した試料の落下防止のためのコアキャッチャー、採泥管、ピストン、ピストンワイヤー、頭部ウエイト及びサンプラーを自動落下させるトリガーアームとバランサーから構成されます。

パイロットウエイトが着底すると、トリガーが主採泥器を開放し、そのまま自由落下して海底に貫入します。その際ピストンは海底面の深度に保持され、採泥管が堆積物を押し込む力とピストンが堆積物を引き上げる力のバランスが取れるため、貫入時あるいは引き上げ時に生じる採取試料の乱れを極力防止することができます。これにより、より長く乱れない堆積物を採取することが可能となっております。採泥管はステンレス銅管の中にアクリル管や塩ビ管を入れた二重管構造になっていて資料の観察・取り出しを容易にしています。

採泥作業も経験豊富です
様々な条件・要望にお応えします
弊社では線長計や各種ウィンチを擁し、水深最大5000mまでの実績があります。海底ケーブルやパイプラインの埋設可能深度の評価や海上構造物建設工事に伴う事前調査、資源調査等に用います。