海底地形測量とは

海底地形測量は、海の深さを測定し、海底地形を把握する為に行います。
船の舷側、または船底に取り付けた機器から音波を海底に向け発振し、跳ね返ってくるまでの時間により水深を計算します。

現在、海底地形調査を行う機器は「シングルビーム測深機」と「マルチビーム測深機」に分けられます。
右図では黄色の範囲が0~200m(浅海域)、ピンク色の範囲が200~7,500m(中深海~深海域)、青色の範囲が7,500m以深(超深海域)を示しております。弊社では黄色・ピンク色の範囲でマルチビーム測深が、青色の範囲も含めた全ての海域でシングルビーム測深が可能となっております。

シングルビーム測深

シングルビーム測深は、送受波器の直下の水深を測定します。浅海用の測深機は艤装も容易で比較的安価に調査を行うことが出来ます。
また、弊社では深海部用のシングルビーム測深機も取り揃えており、全世界の海域を測深することが可能です。

マルチビーム測深

マルチビーム測深は、扇状に音波を発振することにより、高密度なデータを広範囲かつ高精度に効率よく取得することができます。
弊社では浅海部から深海部までのマルチビーム測深機を取り揃えており、水深7,500mまでのデータを取得することが可能ですので、用途に合ったマルチビーム測深機をご提案いたします。

マルチビーム成果例-1
マルチビーム成果例-2
港内の消波ブロック
港湾内の沈船
EM302データ例
EM302船底への艤装

業務の適用例

  • 海図補正測量
  • 施工管理、出来形確認
  • 漁場調査
  • 海底ケーブル、パイプラインの敷設に伴うルート調査、確認調査
  • 水中構造物調査
  • 河川、ダム湛水域調査