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Kongsberg Maritime HiPAP350P

HiPAP350PはノルウェーKONGSBERG・Maritime社が開発した水中測位機で、サイドスキャンソナー等の曳航時に船舶から曳航体までの距離や角度、深さ、また曳航体自体の緯度経度をリアルタイムに把握するために用いられます。送受波器は多素子(46素子)で構成され、全方位に±7.5のナロービームを発振します。また、送受波器内部には動揺センサー(MRU-H)を内蔵し、送受波器の取り付け傾斜の補正・船の動揺補正を行います。
曳航するサイドスキャンソナー等の上部にはトランスポンダーを取り付けます。トランスポンダーはHiPAP350Pからの音響信号を受信すると同時に、設定された特定周波数で音響応答信号を返信します。HiPAP350Pはトランスポンダーからの音響応答信号の到達方向や伝播時間から位置を計測するSSBL測位方式を用い、精度の高い位置データを算出します。
船底固定式による艤装状況
舷側固定式による艤装状況
トランスポンダー
用途に応じて数種使い分けます
機器名称 HiPAP350P
メーカー KONGSBERG Maritime (ノルウェー)
送受信エリア トランスデューサから120°
角度測定精度 0.18°
最大測定距離 3000m
周波数帯域 21~30.5kHz
重量 トランスデューサー
空中40kg、水中12kg
インターフェースユニット
3.7kg
主な用途 敷設に伴うケーブル、パイプライン調査
セールスポイント 可搬式なので様々な船で艤装可能、動揺センサー内蔵のため、位置精度が高い
曳航体及びROV、ダイバー等水中で活用するものには全般的に使用できる。
PDFカタログ HIPAP350P
 
https://ssl40.dsbsv.net/ocean-eng.com/files/libs/495/202010061552377576.jpg
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