堆砂測量
マルチビーム測深機を用いた精密な地形測量を定期的に行うことによりダム湖等の堆砂量を把握することが可能です。例えばダム湖の場合、過去の方法では、シングルビーム測深機やレッド測深によって管理測線を横断測量し、平均断面法により堆砂量を算出していました。この方法では、管理測線の間が未測域となるため、精度の高い堆砂量の算出ができないうえに、全体の河床状況が把握できませんでした。現在はマルチビーム測深機を用いた堆砂測量を実施することにより、未測域のない正確な堆砂測量が可能になりました。また、下図のような鳥瞰図を用いてダム湖全体の河床状況の把握や、堆砂状況を比較して傾向を知ることが可能になりました。

ダム湖における鳥瞰図、等深線図および堆砂状況比較図(前年比)

カラー等深線図